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尾上右近は歌上手い理由はなぜ?歌い方や声の出し方が上手いのは生まれつき?

尾上右近 歌上手い
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最近ではドラマや映画での活躍も多い尾上右近さん。

バラエティー番組を見ていると、ポップスシンガーとして見事な歌唱力を披露している場面を見かけます。

私も何度か聞きましたが、確かに「歌上手い」という印象です。

今回は、右近さんの歌上手い理由を探っていきたいと思います。

「生まれつき上手い?」「歌舞伎役者の稽古で声の出し方や歌い方がしっかりしているから?」といった疑問がわいてきます。

実際はどうなのでしょうか、歌上手い理由をいくつか推測して、調べた結果をまとめてみました。

最後までよろしくお付き合いください。

 

尾上右近は歌上手い理由はなぜ?

バラエティー番組で尾上右近さんが歌を披露しているのを時々見かけますが、まずポップスシンガーとしてどれぐらい歌が上手いのかを確認して、次に歌が上手い理由を推測してみたいと思います。

 

尾上右近の歌の実力は?

本来であればミュージカルの舞台で確認するのが一番いいのですが、右近さんはAmazon Prime Videoのエンターテインメント音楽番組「ザ・マスクド・シンガー」に出演されており、この番組でポップスシンガーの実力を確認できます。

この番組は、マスクやコスチュームで正体を隠した歌い手が歌を披露し、採点の結果で勝ち抜けないとマスクを取り正体を見せるという番組です。

尾上右近さんはこの番組でポルノグラフィティの「サウダージ」を披露し、残念ながら1回戦で負けてしまいましたが、見事な歌唱力でした。

パネリスト(審査員)はMIYAVI、Perfumeの3人、水原希子、バカリズムの各氏で、歌声を評価しつつ誰が歌っているのか推理していきます。

尾上右近さんの歌に対するパネリストのコメントを見てみますと、

「上手い」「歌声が気持ちいい」「艶っぽい声」「爽やかな声」
「高音が伸びる」「美しい歌声」「高くて通る声」
「スイートな声が忘れられない」
正体が右近さんと分かった後に「顔を見たらもっと歌を聴きたくなった」

私も右近さんのパフォーマンスを見ましたが、透明感のある爽やかな歌声で声量があり安定感のある歌唱でした。

伸びやかで心地よく、また聴きたくなる歌声、確かに歌が上手い。

 

尾上右近はなぜ歌上手い?

では、どうして歌が上手いのか、その理由は?

生まれつきの素質もありますし、右近さんは3つの分野で活躍しています。

ここにヒントがありそうです。

  1. 生まれつき歌の素質があるから?
  2. 歌舞伎役者だから?
  3. 清元太夫(歌い手)だから?
  4. ミュージカル俳優だから?

4つの点は、それぞれ歌い方や声の出し方など歌が上手い理由に関係してそうです。

 

歌い方や声の出し方が上手いのは生まれつき?

「尾上右近さんは生まれつきの素質があり、歌が上手いのでは?」こう思う方も多いと思います。

もちろん生まれつきの素質はありますが、その後の歌舞伎界での修練が歌の上手さに大きく影響していると考えられます。

先ほどの4つの理由をあげましたが、1つずつ見ていきましょう。

 

生まれつきの素質

尾上右近さんの家系を見ると、父方に歌舞伎役者・清元太夫(歌い手)、母方に映画俳優がおられ、古典芸能と近代芸術の素養が右近さんの中で融合されている印象があります。

右近さんの家系については、次の記事をご覧いただくと理解が深まります。

尾上右近、松也、関係
尾上右近と尾上松也の関係は?家系図を付けてわかりやすく説明尾上右近と尾上松也の関係は、血縁関係はなく親戚ではありません。二人は厳しい歌舞伎の世界を生きる同志の関係です。...

歌の技術はもちろん遺伝しませんが、右近さんの「歌声の美しさ」は生まれついたものと考えられます。

生まれの影響は容姿や声に遺伝として現われますが、それよりも影響があるのが清元太夫の家元に生まれ、歌舞伎役者としても幼少より活動している環境にいることです。

つまり、生まれつきの素質をあげるとすれば、

  • 生まれついた声の美しさ

 

歌舞伎役者の声の出し方

尾上右近さんは7才で歌舞伎役者として初舞台を踏み、幼少のころより役者として修業を重ねてきています。

歌舞伎の舞台では、役者と伴奏音楽の歌い手は役割分担されており、役者は通常歌いません。

テレビなどで歌舞伎の舞台を見ることがありますが、役者の声の出し方は独特です。

古典芸能の歌舞伎では、歌舞伎役者はマイクを使わず肉声で舞台から遠くの客席まで声を飛ばさなければなりません。

歌舞伎役者の声の特徴は、

  • 肉声が客席の後ろまで届く
  • 音の響きが伝わる
  • その反面、セリフがはハッキリ聞き取れない(言葉が明瞭でない)

つまり、言葉の明瞭さを犠牲にして声を遠方に届かせています。

歌舞伎役者の声の出し方で歌の上手さに影響する点は、

  • 声量のある声を安定して出す
  • 声を音の響きとして観客に伝える(セリフの言葉は明瞭でなくなる)
  • 肉声を遠くの観客に届ける

右近さんも歌舞伎役者の発声法でポップスを歌うわけではないですが、腹式呼吸による発声や声を遠くに届ける喉の使い方はポップスを歌うときにも応用していると思います。

 

清元太夫の歌い方

清元節の演奏は太夫(歌い手)と三味線から成り立ちます。

右近さんは清元宗家7代目が父であり、ご自身は2018年に清元栄寿太夫(歌い手)を襲名しています。

歌舞伎役者と清元太夫(歌い手)の両方で活動しているのは右近さんだけであり、歌舞伎界でも稀有の存在です。

太夫は歌舞伎役者と同じく、肉声で舞台後方の観客まで声を届けなければなりません。

高音を効果的に聞かせる独特の発声法や細かな節回しの技術があり、歌舞伎役者とはまた違った喉の使い方になるそうです。

  • 高音を効果的に聞かせる発声法
  • 細かな節回しや語り口の技術

こちらも古典邦楽の技術でポップスを歌うわけではないですが、高音の出し方や感情を入れた節回しはポップスを歌うときにも応用できそうです。

清元太夫としての喉の使い方や修練は歌い手としての基礎になっていると思います。

 

ミュージカル俳優として

尾上右近さんは2020年から、ミュージカルに主要キャストとして出演されています。

  • 2020年 「ジャージーボーイズ イン コンサート」
  • 2021年 「衛生 リズム&バキューム」

「ミュージカル俳優」と「歌が上手い」の関係はこれまでとは逆になり、「歌の上手さ」が認められて「ミュージカル俳優(主要キャスト)に抜擢された」ことになります。

右近さん自身がミュージカルへの挑戦について語った記事があり引用します。

歌舞伎の世界で役者をやらせていただく傍で、その伴奏音楽の清元の歌い手でもある僕は、歌舞伎の”歌”と”舞伎”のどちらにも関わっていて、役割分担が細分化された歌舞伎界では珍しい存在です。
ですが、この状態こそミュージカルだという気がするんです。だから自分の心情を自分で歌に託すミュージカルには、以前から強い興味がありました。

 引用:尾上右近が切り拓く、唯一無二の役者道。ミュージカル『衛生』特別インタビュー (fujingaho.jp)

ミュージカルは歌舞伎と違い舞台ではマイクを使用することも多いので、ポップスシンガーの発声法になります。

右近さんの歌や踊りの上手さ、時代劇的な二枚目とは違う映画俳優的な華やかさがミュージカルによく合っていると思います。

ミュージカル俳優として技術でなくマインド的な部分で重要な点があります。

自分の心情を自分で歌に託すミュージカルへの強い興味

 

まとめ

「尾上右近さんが歌上手い理由」を探ってきましたが、いかがでしょうか?

生まれつき歌が上手い素質もありますが、それだけではありません。

歌舞伎という古典芸能の家系に生まれ、役者や太夫(歌い手)として幼少のころより声の出し方や歌い方を稽古で繰り返し、修練を重ねた結果が「歌上手い」という評価になっています。

もちろん歌舞伎で培った古典芸能の技術が、そのままポップスの歌に生かせる訳ではありません。

そこは、長い稽古と修練で鍛えた喉の使い方や発声法をポップス的に調整して、声の出し方や歌い方を技術的に応用していると思われます。

前述のインタビュー記事でも、「何をしても根底には歌舞伎がある」と言い切っています。

歌舞伎をベースにして、テレビドラマ、映画、ミュージカル、情報キャスターと右近さんの活躍の場は広がっています。

根底にある歌舞伎の基礎をしっかり守りながら、歌舞伎を超えた活躍をする。

そんな右近さんはこれからも活躍が楽しみな歌舞伎役者です。

お読みいただき、ありがとうございました。