詩楽劇「八雲立つ」が2022年12月30日から2023年1月1日に上演されます。
キャストについては、歌舞伎役者の尾上右近と元宝塚歌劇団雪組トップスターの水夏希が主役を演じ、日本舞踊の尾上流家元である尾上菊之丞が舞台構成・演出を手掛けています。
あらすじは古事記をモチーフにして、日本の神話の世界を荒ぶる雄渾な世界を描きます。
日本の誕生、闇が祓われた光の世界を描く舞台は、まさしく新年を迎えるにふさわしい舞台になると思われます。
各界の実力者が魅せる総合芸術である詩楽劇「八雲立つ」を楽しんでいただますよう、キャストとあらすじを簡単にご紹介します。
詩楽劇「八雲立つ」のキャスト
“大蛇タンゴ”も披露 詩楽劇『八雲立つ』尾上右近、水夏希、尾上菊之丞が登壇した取材会開催 コメント到着 #八雲立つ #尾上右近 #水夏希 #尾上菊之丞 https://t.co/azT1cP0atr pic.twitter.com/Nakz0YE0xg
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主演3人の役名、プロフィールを簡単にご紹介します。
見どころはインタビュー記事の本人談から引用しました。
尾上右近
詩楽劇『八雲立つ』は表現の総合格闘技!? 年末年始を厳かに華やかに彩る公演の魅力を、スサノオ役の尾上右近が語る#詩楽劇 #八雲立つ#尾上右近
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スサノオ役 | イザナギノミコト、イザナミノミコトが産んだ三貴子の1神で、アマテラスオオミカミの弟。嵐の神。 |
プロフィール | 若手歌舞伎役者のホープ。踊りに定評がある。清元節宗家に生まれ、歌舞伎役者と唄い手の両方で活躍する逸材。 端正で現代的な容姿を生かし、映画、テレビドラマ、ミュージカルなどの現代劇でも活躍している。バラエティー番組も出演多数。 |
(見どころ)
歌とお芝居と踊りと、存分に自分のやるべきことを生かせる舞台をご用意いただきました。
本作の衣裳は、歌舞伎の衣裳より軽く、非常に動きやすく、表現しやすい、ふくよかな着心地が印象的です。色鮮やかで形も様々で、衣裳が表現してくれる部分も非常に多いと思います。
「総合芸術」という物を感じていただける舞台になるかと思います。
(出典:詩楽劇『八雲立つ』尾上右近・水夏希・尾上菊之丞 取材会レポート到着!)
水 夏希
ブエノスアイレスで水夏希さんと過ごした日々、レコーディングは満ち足りた時間だった。
「歌うべきタンゴはなに」
スケール、奥行きが一気に広がる瞬間に立ち会えた幸せ。 pic.twitter.com/GS3IFhLJNA— MASAHITO TAKAHASHI 高橋正人 (@masatango1962) December 21, 2022
イワナガヒメ役 | オオヤマツミノカミの娘でニニギノミコトに嫁ぐが、容姿が醜いため父のもとに送り返される。 |
プロフィール | 元宝塚歌劇団雪組トップスター。雪組時代には「ベルサイユのばら」オスカル役、「星影の人」沖田総司役、「エリザベート-愛と死の輪舞-」トート役など多数。 宝塚時代に「スサノオ-創国の魁-」で八岐大蛇の役を演じた。アルゼンチンタンゴは2014年から取り組んでいる。 |
(見どころ)
日本の神話のお話ではありますが、これまで自分がやってきたアルゼンチンタンゴが融合するなど、珍しいコラボレーションもあります。イワナガヒメの失恋の悲しみを存分に、妖艶に演じられればと思います。
非常に軽いお衣裳ではありますが、何枚も重ねて着る一枚一枚が緻密にできていて、そう言った細かいところから、内側から作品の世界観を作ってくださっています。また、本物の丁寧なお衣裳を着ることによって気持ちも高揚しますので、非常に楽しみです。
(出典:詩楽劇『八雲立つ』尾上右近・水夏希・尾上菊之丞 取材会レポート到着!)
尾上菊之丞
尾上:できない確率が8割、できる確率が2割っていう時のほうが燃える。
歌舞伎版 風の谷のナウシカ で振付を担い、コロナ禍では日本舞踊の映像化に挑戦。日本舞踊界のプリンス、尾上菊之丞の切り開き力とは?
【こんや10時】#SWITCHインタビュー達人達#尾上菊之丞 × #堀木エリ子#NHKプラス でも pic.twitter.com/LXUZ38op9n
— NHKスイッチインタビュー (@nhk_switch) September 24, 2021
当舞台の構成・演出を手掛けています。
天の御柱役 | 天の御柱(あめのみはしら)は、日本の神話における天地が混沌としていた時代にあった柱。 |
プロフィール | 日本舞踊の尾上流家元である当代3代目尾上菊之丞。新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」、スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」の振付を演出。 |
(見どころ)
歌舞伎やミュージカル、石見神楽など様々なジャンルの方々が集い、その中での化学反応を皆様に感じていただきたいと思っております。
イワナガヒメの苦しみを情熱的なタンゴで表現したり、皆さまの培ってきた経験を舞台上で活かしつつ、芸能の魅力の対峙をお見せいたします。おもちゃ箱のような、どこを切ってもめでたい要素が詰め込まれた本作にどうぞご期待下さい。
(出典:詩楽劇『八雲立つ』尾上右近・水夏希・尾上菊之丞 取材会レポート到着!)
詩楽劇「八雲立つ」のあらすじ
【STAGE/MUSICAL】年末年始は
井筒装束シリーズ 詩楽劇『#八雲立つ』 #尾上右近 #水夏希 #川井郁子 #吉井盛悟#尾上菊之丞 #石見神楽 #MASUDAカグラボhttps://t.co/Wxgfqf6vJc pic.twitter.com/2SizqbBbgP— Astage-アステージ- (@astage_ent) September 12, 2022
古事記の神々をモチーフにした物語になっています。
- 劇の始まりにイザナキ(尾上右近)、イザナミ(水夏希)の神秘的な歌の掛け合いによって神産み、国生みが描かれます。
- 黄泉へと去った母イザナミの穢れを払い生まれたスサノオ(尾上右近)は歌舞伎の荒事を見せ、嵐の神として天上へと踊り込みます。
- 一方、ニニギノミコトが醜さのため父のもとに送り返したイワナガヒメ(水夏希)は悪に堕落して大蛇となり、美しき女性を喰らい尽くします。その様子をアルゼンチンタンゴで表現。
- 最後は、スサノオが大蛇の首を斬り、イワナガヒメの心の闇が断たれると世を覆う邪が払われます。フィナーレはめでたく良い結末を迎えます。
古事記をモチーフにした舞台に、歌舞伎、ミュージカル、日本舞踊、神楽の要素が融合され、神話の雄渾な世界が行く年を祓い、新年を寿ぐに相応しい舞台となっています。
まとめ
詩楽劇「八雲立つ」は、尾上右近、水夏希、尾上菊之丞と歌舞伎、ミュージカル、日本舞踊の第一線で活躍する実力者をキャスティングしています。
古事記をモチーフにした雄渾な神話の世界を舞台化し、国の誕生と新年の始まりを重ね合わせ、新年を迎えるにふさわしい舞台となっています。
12月30日から1月1日の上演はまさに神事を思わせる舞台になります。
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https://usakosann.com/onoeukon-goodsinger
お読みいただき、ありがとうございました。